2016年12月26日月曜日

[平成26年度秋] 午後 問7解説

[問題文・解答]


平成26年度10月に実施された基本情報技術者試験の午後試験の問題・解答はIPA公式ページからダウンロード出来ます。(以下リンク)

[問題概要]


この問題は、選択問題で問2〜問7のうち4問を選択する必要があります。
出題分野はシステム戦略で、問題の題材は受発注システムの改修です。


[設問1]

ア)定量発注方式により発注点以下になったときに発注を行うので、発注の間隔は一定ではなく、受注によって変化するため誤りです。
イ)正しいです。P.36[発注に関する処理]の(2)より受注に対して自動で在庫引当を行います。
ウ)引当可能在庫が無くても、在庫引当が出来ないだけで受注情報の入力は可能なので誤りです。
エ)引当可能在庫が0になると仕入れ先から新たに商品が届くまで在庫引当は行わないのでマイナスにはなりません。よって誤りです。
以上より「イ」が正解です。

[答] イ

[設問2]


a) P.38[商品Xの情報](2)より、商品Xの発注点は90個です。受注数量を引当可能在庫から順次減じていった時に、引当可能在庫が初めて90個以下となるのは7月19日です(75個になる)。よって「ウ」が正解です。

b) P.38[商品Xの情報](1)より商品Xの調達リードタイムは7日間なので、7月19日に仕入れ先に発注した商品が届くのは7月26日になります。また、受注130156への在庫引当で引当可能在庫が30個となるため、その後の受注130168〜7月26日までは要求納期に納品出来ないため、130168及び130169の受注は納期遅れです。よって「ア」が正解です。

c) 引当てられた100個は9日後の納品まで倉庫に保管され、その間に受注した注文については例え要求の雨期がもっと前であっても在庫引当が出来ません。よって「イ」が適切です。

d) 納入リードタイムが調達リードタイム以上である場合は、在庫引当を行わずに受注数量を個別に仕入れ先に発注して、それが入庫されたらそのまま納品すればよいため「ア」が適切です。

e) 表1のうち、納入リードタイムが調達リードタイム以上となっている受注番号130121, 130144, 130148については在庫引当を行わないので引当可能在庫の数量は変化しません。
よって、7月12日以降の引当可能在庫の推移は以下の通りです。
(7/12)210→ (7/17)210 → (7/19)175 → (7/23①)130 → (7/23②)90

[答] a) ウ b) ア c) イ d) ア e) ウ

上記の解説は問題と解答を元に自分なりの考え方を記述しており、間違っている部分もあるかと思いますので、ご了承願います。また、誤りについては正しい考え方をご指摘・ご教授頂けると助かります。


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