2016年12月20日火曜日

[平成26年度秋] 午後 問2解説

[問題文・解答]


平成26年度10月に実施された基本情報技術者試験の午後試験の問題・解答はIPA公式ページからダウンロード出来ます。(以下リンク)

[問題概要]


この問題は、選択問題で問2〜問7のうち4問を選択する必要があります。
出題分野はハードウェアで、問題の題材はJKフリップフロップです。
JKフリップフロップの動作や二進カウンタの構成について問われます。専門知識が無くても問題文や真理値表を理解出来れば解答可能な問題です。

[設問1]


Qの初期値が0なので、初期状態ではJ=Q=0、K=1となります。表1より(J1,K1,Q1)=(0,1,0)の場合の変化後のQ2の値は0となります。従って、この後もQの値は0のまま変化しないため「ア」が正解です。

[答] ア

[設問2]


b) 表2よりQ1→Q2が0→0となるのは、(J1,K1,Q1) = (0,0,0)及び(0,1,0)の場合です。従って、J1は0、K1は任意でよいため「ア」が正解です。

c) 同様に表2よりQ1→Q2が1→1となるのは、(J1,K1,Q1) = (0,0,1)及び(1,0,1)の場合です。従って、J1は任意、K1は0でよいため「エ」が正解です。

[答] b) ア c) エ

[設問3]


1回目のCLKの立ち下がり時にはJ=1, Q=0, Q-=1、2回目の立ち下がり時にはK=1, Q=1, Q-=0であることが必須であるため、この条件を満たす構成は問題文中の例と以下の3パターンがあります。
(J, K) = (1, 1)
(J, K) = (1, Q)
(J, K) = (Q-, Q)
よって、「ア」「イ」「カ」が正解です。

[答] d,e,f) ア, イ, カ(順不同)

上記の解説は問題と解答を元に自分なりの考え方を記述しており、間違っている部分もあるかと思いますので、ご了承願います。また、誤りについては正しい考え方をご指摘・ご教授頂けると助かります。

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