2016年11月15日火曜日

[平成28年度秋] 午後 問4 解説

[問題文・解答]


平成28年度10月に実施された基本情報技術者試験の午後試験の問題・解答はIPA公式ページからダウンロード出来ます。(以下リンク)

[問題概要]


この問題は、選択問題で問2〜問7のうち4問を選択する必要があります。
問題の題材はWeb画面の表示に要するデータ転送時間です。
Web画面のデータ転送時間を基準以内におさめるための条件を求める計算式について問われます。専門知識は必要無く、問題文をしっかり理解できれば対応可能です。


[設問]

a) 表1よりブラウザがデータをキャッシュしており、再転送不要の場合の応答時間はt=0.005(秒)です。P.18上段「固定データは、〜合計100個あり、」とあることから全ての固定データについての応答に掛かる時間は、0.005×100=0.5(秒)で「エ」が正解です。

b) 全固定データがキャッシュされていない場合の総転送時間は表1より、
100 × ( 3 × 0.005 + 5 × 10^3 / 10^6 ) = 2(秒)
となるため、「ク」が正解です。

c,d) 一覧表示画面1ページを構成する全データの転送時間は、固定データの転送時間、HTML文書データの転送時間、商品n個の画像データの転送時間の合計となります。
b) は固定データの転送時間を示します。

3 × t + c の部分がHTML文書データの転送時間に相当します。HTML文書データのサイズは、10^4 + 500×nバイトであることから、c)に当てはまる式は以下となります。
( 10^4 + 500 × n ) / e

( 3 × t + d ) × n の部分が商品n個の画像データの転送時間に相当します。画像データ1個の平均サイズは25×10^3バイトであることから、d)に当てはまる式は以下となります。
( 25 × 10^3 ) / e

[答] a) エ b) ク c) カ d) キ

上記の解説は問題と解答を元に自分なりの考え方を記述しており、間違っている部分もあるかと思いますので、ご了承願います。また、誤りについては正しい考え方をご指摘・ご教授頂けると助かります。

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